遍路ふたたび(13)  平成17年2月26日京都東寺から平成18年3月4日まで。
                   今回は東寺から初めて、別格も満願しましたから、最後に東寺に。
  
  遍路ふたたび(1)東寺出発準備 (2)別格1.2番、1番ー11番
(3)12番-19番、別格3番 (4)20番ー23番、別格4番 (5)24番ー33番、別格5番  
(6)34番ー43番、別格6.7.8番 (7)44番ー53番、別格9番 
(8)54番ー66番、別格10ー15番 (9)67番-83番、別格16-19番 
(10)84番-88番1番、1番、 (11)高野山 (12)別格20番、別格1番 (13)東寺


 3月11日(土)
  とうとう戻ってきました。四国遍路の旅。別格20寺を含め108寺でした。
  昨年2月26日に、ここ東寺は雪の舞う寒い日でした。

  今日は、4月下旬の陽気18℃ですよ。上着もいらないのですよ。

    東寺 南大門

  入って右に有名な五重塔です。今日は、特別拝観はありませんでした。去年見ましたから。
  正面が、金堂(薬師如来)、その奥が講堂(あのかつま曼荼羅の大日如来以下20体が)。

  金堂

 講堂  

  講堂の五大明王さまですが、改めて見ますと、お不動様は右横を向いてるんですね。
  
  

  さあ、毘沙門堂の愛染様にご挨拶してから、御影堂におまいりです。

  暗くて見えにくいんです。 

  御影堂で、納め札・お写経を納め、心経をあげました。この遍路の無事を感謝しました。
  「あっ!遍路道中安全札をお返しするのを忘れた。」
  また、出かけますから、このままもっていましょう。

  食堂(じきどう)にいって、別格の納経帖最初のページにご朱印をいただきます。
  とうとう最後ですね。終わった!

   十一面観音さまに、お礼いたしました。

  さあ、観智院に向かいます。ここでも愛染さまが、待っていてくれています。
  輪袈裟をして、お数珠を持っていますから、お寺の方の応対が違います。
  「どうぞごゆっくりお参りください。」と何人のかたからもお声をいただきました。

    

  五大虚空蔵さまのお部屋の横が、愛染さまの部屋です。ゆっくりお参りして、勤行。
  前の縁側で、春を満喫です。最高にやすらかです。

   観智院のお庭では、紅梅が満開です。

   観智院の門を入ったところにおられるお大師様。かわいい。

  2時間半も東寺にいました。なごりに、駐車場横にある「東寺餅」を購入して帰ります。

  大阪四天王寺に向かいます。実は、3年前でしょうか、今の念珠を購入したトンナ仏宝堂という
  仏具屋さんに行きます。

  四国別格霊場の20寺で求めた数珠珠を念珠にしていただくためです。
  店では結構手馴れた感じで、房の色定め。男物は、珠と同じ色のこげ茶。女物は、濃いピンクに。
  いったいどれくらいの費用がかかるのかと不安でした。四国でもらった数珠屋さんのパンフでは、
  そこそこしそう。なんと、房が1785円。桐の箱が735円。ですよ!安い!!

  どれくらいの日数がかかりますかの問いに、10日で確実ですよって。

   できました。裏書は、気持ちで書きました。そして、
  叔父さんのには、東寺の写経用紙で心経を。母のには、長谷寺の写経用紙で観音経偈を。

  これで、完全に2回目のお四国は、おしまい。
  「一度目は、われ。二度目は、父母。三度目は、お大師さまに会う旅」それが、遍路。
  さてさて、気持ちはすでに四国を向いています。いつお大師さまからお呼びがかかるのでしょうね。