愛染堂だより(4)(C)2004 RayLand  [生駒山 宝山寺]

 薫風と新緑のドライブウェイを登って、犬の顔のケーブルカーを横目に到着しました。

まだ9時にもなっていないのに、こんなにもたくさんの参拝者がいるのかと、驚きました。

生駒山のきつい斜面に、本堂(不動明王)、聖天拝殿、文殊堂、そして多宝塔。

   塔の扉は開いています。その中に厨子があり、

 前仏として真っ赤な愛染さんが座っておられます。

 ちょうど東を向いておられて、真っ赤なお姿が輝い

 ておられます。

  


 扉絵には、右に日天でしょうか、月輪の中に三本足の烏がいます。

左は、どなたでしょう。毘沙門天でしょうか。


 覚えたての、「うん た き うん じゃく」の印。また、愛染明王印を。

心で、ご真言を唱えました。


   D       C       B       A       @

  叡山の天台密教、愛染王の五股(鈷)印と明(みょう)です。
   @「吽(ウン)」・・・右手指を上にして、両手を組む
   A「多(タ)」・・・両中指をまっすぐに立てて合わせる
   B「枳(キ)」・・・両人差し指を鉤(かぎ)のようにする。
   C「吽(ウン)」・・・Bから両親指と小指を立てる。
   D「弱(シャ)」・・・さらに両人差し指を開きます。両薬指を手のひらの中にいれる。


   おん まからぎゃ ばさろ しゅにしゃ ばさら さとば じゃくうんばんこく 
       偉大なる愛染金剛最勝尊よ、  金剛薩たよ、 「弱吽鑁斛」
 
 生半可な気持ちでは、お祈りできません。ここは、不動明王がご本尊。

さらに、歓喜天「聖天さま」が、いらっしゃるお寺。役の行者ゆかりの霊山です。

 今日は、この一体しかお会いできませんでした。でも馬頭明王や烏枢沙摩明王、

さらに信貴山では、毘沙門天の明王にもお会いしました。護摩の灰をいただきました。

穢れを清め、真に純粋な、無垢な心を求めていきたいと思います。

17年 5月21日(土)
 http://www.hozanji.com/

 
大阪生駒の宝山寺(生駒の聖天さん)。ケーブル駅から階段です。鳥居をくぐって本堂へ。

 宝の大巾着。150cm位。

歓喜天堂の上には、般若窟。弥勒菩薩さま。求聞持虚空蔵さま。
  大師堂。稚児大師。開眼自戒出世大師。

さらに階段を登ると奥の院。両脇には、ずっと地蔵さま。愛染地蔵さまも。

護摩堂に立派な不動尊がおまつりしてあります。お堂の中から、どうぞあがってくださいと声をかけていただいて、内観させていただきました。心経をあげますと、立ち入り禁止の中に入っていいですよというので、間近に仏像を拝見させていただきました。なんと不動明王の両側には八大童子、そして馬頭観音の明王像、そしてあの幻の大元帥明王像があるんです。たしか、奈良の秋篠寺で年に1回開帳される大元帥像が日本に唯一と聞いていました。「あそこのが有名だけど、めずらしいですよね。うちではいつでも見られますよ。」と。すごく感動しました。

 文殊堂。大感動。いい日でした。
 すごくかわいいお不動さまをみつけました。                       

3月31日(土) 

  平成18年度最後の日です。いやあ、この一週間気持ちがめげていて、また一年残留で、鬱々して
  いました。そこで、ドライブに行こうと思い立ち、やっぱりお寺参りですね。

  生駒の宝山寺は、あの聖天さんです。ここは、お参りの人は一般の有名寺院とはちがいます。
  気合が違うのです。

   

    四国の岩屋寺と同じ感じ。裏のがけには、大日如来です。

  お山がずっとお堂とお地蔵さんで埋め尽くされているかんじです。奥の院まで、岡を登ります。

   

  やっぱり奥の院で、お堂にあがらせていただき、お茶を頂戴しました。大元師明王さまに会いましたよ。
  奥の院は、不動堂です。途中の塔には、愛染さま。文殊さまなど。

  参道のお地蔵さまは、みんな名前があるんです。愛染地蔵さまでは、お数珠ですりすり。
  新しい念珠にどんどんそのお力をいただきます。でも、薬師地蔵ってないですね。

仏教の勉強室
■愛染堂    ■愛染堂だより(1)  ■(2) ■(3) ■(4) (5) ■(6) ■(7) ■(8) 
■(9) ■(10) ■(11) ■(12)
■愛染曼荼羅 ■歓喜天 ■愛染敬愛法