[妙喜世界]阿しゅく如来

  薬師如来が東方に浄土をたてたところからその別名ではないかという説もあるようです。
  実は、私もそう考えています。

      阿しゅく仏国経、法華経、悲華経、金光明最勝王経

   東方妙喜世界       
   過去に向かって、東方の千仏刹(釈迦を初めとする千に及ぶ仏国土)を越えた処に阿比羅提国世界
   があり、その浄土で大目如来が六度に亙(わた)って無極(仏の境地=ニルヴァーナ)の行を説法し
   た時、一人の比丘が祈願して、至上の悟りを求める心(菩提心)を発し、瞋恚(怒り)を断ち、淫欲に
   溺れないことを誓って精進を宣言し、悟りを得て成仏し、師の大目如来よりその徳目を大いに称えら
   れ、(あしゅく 瞋恚)如来の名号を得たものである。そこで成仏の後の今も、東方の浄土
   (妙喜世界=快善)に残り説法を続けている。


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