釈迦十大弟子
                          http://www.shiga-miidera.or.jp/doctrine/be/index.htm
                          三井寺 「仏教豆辞典」から。


お釈迦さまの特に有名なお弟子が十人。

舎利弗(サーリプッタ)
「阿弥陀経」の中でお釈迦さまは舎利弗尊者に三十七回も語りかけています。
お釈迦さまの教えをよく理解したことから「智慧第一」と称せられました。


目連尊者(モッガラーナ)
舎利弗尊者とは幼なじみで、母親を餓鬼道の苦しみから救ったことから「お盆」
の行事が始まったといわれ、「神通第一」と称せられました。


摩訶迦葉尊者(マハーカッサパ)
お釈迦さまが亡くなられた後、仏典結集において中心的な役割をし、
「頭陀行」(衣食住に執着しない行)に優れた方で「頭陀第一」と称せられました。


阿那律尊者(アヌルッダ)
お釈迦さまの前では決して眠らないという不眠の行を行ったがため失明したが
、かわりに天眼(智慧の眼)を得たので「天眼第一」と称せられました。


須菩提尊者(スブーティ)
「空」を理解すること第一で「解空第一」称せられ、またものごとなどに対する執着、
心の争いがないことから「無諍第一」と称せられました。


富楼那尊者(プンナ)
弁舌さわやかで、お釈迦さまの教えを体得することが第一であったので
「説法第一」と称せられました。「富楼那の弁」という言葉もあるほとです。


迦旃延尊者(カッチャーヤナ)
他宗教との対論を担当したり、聖典の中で主として哲学的論議を多くして
いることから「論議第一」と称せられました。

優波離尊者(ウパーリ)
仏教ビデオ「ウパーリの出家」で有名な方で、お釈迦さまが制定された
戒律を実践することが第一でしたので「持律第一」と称せられました。


羅喉羅尊者(ラーフラ)
お釈迦さまの実の子で、お釈迦さまの教えや戒めを厳しく、綿密に
怠ることなく精進し、解脱したことから「密行第一」と称せられました。


阿難尊者(アーナンダ)
約二十五年もの長きにわたって、お釈迦さまの身の周りの世話をし、
説法を聞く機会が第一であったことから「多聞第一」と称せられました。