クイズで遍路 準備編

  「遍路検定」なんて本がありますが、影響は受けましたが、中身は、まったく関係はありません。
  個人のオリジナルです。偏見と独断で作成しています。(一応、著作権とやらも存在するのですよね。)

  興味を持った人が、クイズをしながら学んでいただけたら、いいですね。(解説がくどい言い訳です。)
  
■お参りの作法 ■四国へんろ準備篇 ■八十八札所 ■別格札所 ■輪袈裟 ■数珠 ■笈摺 
■菅笠 ■金剛杖 ■掛け軸 ■四国八十八箇所道開 ■ご詠歌一覧

■仏教の勉強室  

間違いやあいまいなものにお気づきでしたら、メールください。一緒に作っていきましょう。 メールください 


■クイズで遍路 準備編 阿波(1) 阿波(2) 土佐 伊予(1) 伊予(2) 讃岐(1)  讃岐(2)


 歴史編

     問題1・・遍路八十八ヶ寺は、弘法大師が、○○時代初期(815年)に開かれたと伝えられています

           ヒント・・・大師42歳のころの事蹟が一番多いらしいです。
                                                           
     問題2・・大師の開かれた八十八の霊蹟をめぐる四国遍路は、伊予国温泉郡荏原村の長者、○○三郎
           が自分の非を悟り、大師のあとを追って四国を廻ったのがはじまりだと言われています。

           ヒント・・・21回目に逆打ちして、お大師さんに出会います。

     問題3・・問題2の○○三郎が、お大師様に出会ったのは、何番の札所近くでしょう。杖杉庵というところです。

           ヒント・・・お四国最大の難所「遍路ころがし」の札所の坂を下りる途中にあります。
                                                           
     問題4・・江戸時代に、遍路道を整備して、あちこちに石標を建てた、有名なお坊様の名前は、誰?

           ヒント・・・石標が、残っています。38番から39番の間には、○○庵が残存していますよ。
                                                            
     問題5・・明治に入って、道標建立に尽力したのが○○茂兵衛です。その道標には、彼の巡拝回数が
          記されており、八十八度目から二百七十九度目までの巡拝度数が刻まれています。


           ヒント・・・87番を過ぎて、前山へんろ交流館には、彼の納経帖(真っ赤で読めません)が残っています。

     問題6・・四国霊場は、阿波の国を発心の道場、土佐の国は修行の道場で、伊予の国は菩提の道場といいます。
          では、讃岐の国は何の道場というでしょう?


           ヒント・・・仏が、亡くなることをいう言葉でもあります。9番法輪寺のご本尊は、仏○○像ですね。

     問題7・・四国霊場で、一番札所の多い県は、何県でしょう?一番少ないのは、高知県ですね。

           ヒント・・・土佐の国は16ケ寺、あと23ヶ寺が二県、26ヶ寺と、全部全て合わせて88ヶ寺
                                                            
     問題8・・この霊場は、四国の山野に開かれた心と体の修行の道場で、八十八の煩悩を除き、八十八の功徳を
          もたらすと言われています。別説に、厄年の合計だともいわれます。男○○歳、女○○歳、少女13歳で
          あわせて88です。

           ヒント・・・23番薬王寺にある「男坂」、「女坂」、「還暦の坂」など、きついですね。10番切幡寺の333段も。

     問題9・・お四国の歩きの全行程は、三百里と言われます。さて、約何キロでしょうか。
        
           ヒント・・・一日40q歩ける人なら、一ヶ月くらいです。25qの人なら、60日ですかね。

     問題10・・お四国を満願した若者の多くが、あのサンチャゴの巡礼に行くそうです。さて、それはどこの国でしょう?

           ヒント・・・背中には、帆立貝の目印をつけます。800qくらいらしいですね。フランスの巡礼の道もね。


 準備編

     問題11・・お四国に出るのに、「金剛杖」はまず持っていただきたいものです。それは、○○様そのものという
           解釈です。
       
           ヒント・・・「同行二人(どうぎょうににん)」とは、この方とあなたの二人連れなのですよ。

     問題12・・「金剛杖」の上の部分が、杖袋で見えません。そこは、5つの部分に切込みが入っています。
           文字も書かれています。(五輪塔と同じ)。昔は、遍路さんが行き倒れたら、この杖を何に使ったでしょう。

           ヒント・・・お墓を思い浮かべてください。似たものがあるでしょう。

     問題13・・お遍路さんは、たいてい玉の多い念珠(数珠)を持っています。本連の数珠です。玉は、いくつでしょう?

            ヒント・・・お念仏のときに、じゃりじゃりと音を立てるには、本連ですね。持ち方に注意です。煩悩の数?
                                                            
     問題14・・納経帖は、納経した人に証明するご朱印を押すものです。本堂と大師堂にお祈りします。
           「般若心経」が一般的ですが、その「心経」を唱える前に、「開経偈(かいきょうげ)」と続いて
            「懺悔文(
○○○もん)」を唱えます。なんと読むのでしょうか?

           ヒント・・・「ザンゲ」ではありません。真言宗では、こちらが先で、「開経偈」があとになります。
           
     問題15・・菅笠には、四方に字が書いてあります。「同行二人」と、「迷故三界城、悟故十方空、本来無東西、
           何処有南北」、それに梵字のユ(弥勒菩薩)が書かれています。さて、どちらが前でしょう。
            
           ヒント・・・お坊さんでも、前後逆にかぶっておられることがあります。本や写真も怪しいですよ。
                                                            
     問題16・・輪袈裟には、家紋や文字が入っています。一般的な四国遍路用には、五三の桐と巴ですね。
           この家紋は、真言宗の何派の紋でしょうか?

           ヒント・・・結願のために和歌山に上りますね。どこにいくのですか。お大師様のおられる所。
                                                            
     問題17・・納め札ですが、回数で色が変わります。さて、「赤い札」は、何回目から何回目まででしょう?
 
           ヒント・・・白、緑(あお)、赤、銀、金、錦ですね。これはどういう言われなのでしょう。
                                                            
     問題18・・「輪袈裟留め」を知っていますか。丸いお大師さまのや三鈷杵のもの。背中につけるのです。
           でも真後ろに留めるのは、忌み嫌います。なぜでしょう?

           ヒント・・・背中の真後ろの輪袈裟には、どんな模様がありますか?

     問題19・・金剛杖は、橋の上では衝いてはいけません。お大師様な眠っておられるという伝説からの禁忌です。
           さて、伝説のお大師様が眠っておられるのは、愛媛大洲の「○○が橋」。

           ヒント・・・一晩がまるで十晩にも感じたとか。読み方が、問題ですね。

     問題20・・札所のお参りには、順番や作法があります。山門でのおまいりの最初の挨拶は、どちら側?

           ヒント・・・仏様は、みんな右回り(時計回り)なんですよ。曼荼羅もね。お寺の拝見も普通はね。
                 お遍路だって四国を何回り?

     問題21・・お寺の梵鐘は、お参りした帰りに撞いてはいけません。「○○○鐘」といいます。

           ヒント・・・皆さんが、お寺に落としていった苦を拾って帰ることになりますよ。

     問題22・・お参りの時、漱ぎ水ですが、右手でひしゃくをもって、左手を洗い、左手にひしゃくを持ち替えて、右手
           を洗います。次にまた持ち替えて、左手に水を受けて○○を漱ぎます。

           ヒント・・・直接、ひしゃくでする人がいます。ひどい!三毒とは、身と○と意(心)の毒、清めましょう。

     問題23・・線香とろうそくもまた、必須アイテムですよね。それでは、本堂・大師堂などの各お堂で線香は、
           何本立てる?

           ヒント・・・基本的に真言宗ですから、本数は決まっています。自分と先祖とお大師様ですよ。

     問題24・・白衣にご朱印をいただくのは、判衣といって、死に装束です。これを着て歩いている人を見かけます。
           知らないことは、つらいですね。お四国で私たち衆生を導いてくださる方をなんと呼びますか?

           ヒント・・・「何事にも○○は必要です。」と徒然草にもあります。菅笠が逆で、判衣を着て、お経もあげずに
                 スタンプラリーは、いかがなものかと。

 仏教知識編

     問題25・・お四国には、禅定といわれる修行の場所が3箇所あります。「穴禅定」は別格の慈眼寺、「せりわり禅定」
           は、岩屋寺、「捨身ヶ岳禅定」は何寺の奥の院裏でしょう。
 
           ヒント・・・「穴禅定」は、別格札所。後は、鎖場で本当に命がけですよね。

     問題26・・21番太龍寺と24番手前の御蔵洞には、大師の修行(修法)が語られます。
           虚空蔵菩薩の霊験なのですが、なんという修法でしょうか?

           ヒント・・・虚空蔵菩薩は、知恵の仏です。この後、どんな経典でも一回読めば理解できたそうです。

     問題27・・弘法大師という呼び名は、醍醐天皇からいただいた諡号です。幼名は、○○といいました。
           お四国での修行の後、空海と名乗ったとか。

           ヒント・・・幼年期の空海の伝説が、「捨身ヶ岳禅定」や仙遊寺(74番と75番の間)の絵馬にあります。

     問題28・・お大師様ゆかりの寺院として有名なのは、75番善通寺・高野山・○寺。さて、どこでしょう。

           ヒント・・・京都にあります。お大師様がお造りになったとか。立体(かつま)曼荼羅が、壮観ですよ。
                 
     問題29・・32番禅師峰寺や38番金剛福寺では、はるか水平線のかなたに極楽があると信じた僧たちが小さな船で
           往生を望んで船出しました。さて、この行為をなんというでしょうか。

           ヒント・・・「○○○渡海」といって、井上靖の小説にもなっています。西国33観音1番札所青岸渡寺も。

     問題30・・神社と札所(寺院)は、深い関係があります。札所で神社とご縁のある寺院は数えきれないほどです。
           神社の隣(近く)にあるお寺を○○寺といいます。

           ヒント・・・江戸時代以前に、神社に付属して置かれた寺。神前読経など神社の祭祀を仏式で行う者を
                
○○と呼んだことから、その人の居る寺を○○寺と言ったようです。お参りしたら神社もお参り
                  してくださいね。

     問題31・・お四国は、すでにひとつの信仰です。大師信仰といわれます。真言宗本山の高野山で、お大師様が
           今も居られるのは、高野山のどこでしょう?

           ヒント・・・お四国の満願をしたら、高野山のここに最後の結願のご朱印をいただきに行きます。





     問題1答え・・・平安
     問題2答え・・・衛門
     問題3答え・・・12番
     問題4答え・・・真念
     問題5答え・・・中務
     問題6答え・・・涅槃
     問題7答え・・・愛媛
     問題8答え・・・男42、女33
     問題9答え・・・1300q
     問題10答え・・・スペイン
     問題11答え・・・大師
     問題12答え・・・卒塔婆
     問題13答え・・・108
     問題14答え・・・さんげ
     問題15答え・・・梵字の書いてある方
     問題16答え・・・高野山
     問題17答え・・・8-24回
     問題18答え・・・紋を割る
     問題19答え・・・とよ(十夜)
     問題20答え・・・左
     問題21答え・・・もどり
     問題22答え・・・くち
     問題23答え・・・3本
     問題24答え・・・先達
     問題25答え・・・出釈迦寺
     問題26答え・・・求聞持法
     問題27答え・・・真魚
     問題28答え・・・東
     問題29答え・・・補陀落 
     問題30答え・・・別当
     問題31答え・・・奥の院