生きていること

今日、特別支援学校の高等部の卒業式に参列しました。二 つ感動したこと。 

 1.謝辞を読まれたおかあさん。「よく18年間、生きていてくれました。」と泣いておら れました。そう!障害の重い人も軽い人も、本当の親の純粋な感動は、高校を卒業すると きに、命の長らえしことを感謝することですよね。

 2.歩くのもきつい障害のある人も、証書授与の意味も理解できない人も、じっくりでき るまで待って、礼・授与・脇に挟んで壇上から降ります。ころげ落ちそうです。でもでき ることをできるまで待つのです。私たちは、待つことです。見守ることです。そして、本 当に必要なときに、支援するのです。  

そう、できるのにしない人が多い世の中です。できることを、精一杯して、生きること です。それが、「命を燃やす」ことなんだと感じました。教えてもらいました。  

卒業は、家族にとって喜びと、またつらいものなのです。
学校は、一時を預かって、保 護者の自由時間を作ります。
卒業して授産所等にいけるひとはいいのですが、これから家 で過ごす家庭は負担が増えます。
それでも、保護者の方々のくったく無い笑い声と涙のお 姿をみて、いろいろ刺激を受けました。
卒業生のにみなさんの幸多からんことをお祈りし ます。

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