青年遍路君

 先日、私が土佐大日寺で出会った神戸の青年遍路君が、無事満願されました。昨夜、切幡寺下の宿からメールがきました。それで下記のような返事をしました。

満願、おめでとうございます。私こそ、なんと感謝申し上げたらいいのでしょう(^。^)お参りにお供させていただきました。お友達も待っておられることでしょう。もうお分かりでしょう。自分の置かれている位置は、受け身で不満ではなく、主体的にこちらから関わっていかないと、そして何もかも背負う勇気と行動力。そんな経験的理解ができたはずですね(^-^)/履歴書には、必ず書いて下さい。実は、すごいことを成したんですよ。でもね、私大窪寺の山門おりたすぐのお店の人に、土砂降りの女体山越えの時、褒めてもらえると思ったら、呆れ顔で、あそこは行者道で、遍路道ではないと言われてしまいました。やっぱり自己満足。それでいいではないですか(^-^)/近いうちに、高野山奥の院で最後のご朱印を。いつか京都の東寺に行って、大師堂にお参り下さい。そうスペインも、頭の片隅に^^;どうか、お幸せにお過ごしくださいね。

彼は、返信にいつか近い内に高野山に行くので、また私にサポートを依頼してくれました。

本当に、すばらしい若者です!私は、彼に先達としてお役に立てたのでしょうか?いや、逆に彼にこの数日、どれだけのよろこびと楽しみをいただいたことでしょう。きっと、毎夕宿に着いたら、へんな爺さんからメールが届き、返信も億劫だったことでしょう。地元の青年の友人からは、早く帰っておいでと励ましのメールも着ていました。

満願の日、予想外に何回もメールのやりとりをしました。嬉しかったのでしょう。

若い彼が、現実世界に戻って見えるこの世の世界は、果たしてどう見えるのでしょうか?

これからの、彼の人生にこっそりひとり乾杯(^-^)/若者に幸あれ。人生を行くものに、幸あれ。!


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