平成21年 寺社参拝記録    

  平成20年は、参拝記録はとりませんでした。
  理由は、あったのでしょうが、今となっては途中から思い出すのもはっきりしないし、まあいいか。
  
  さて、平成21年が始まって、やっぱり自分の足跡は残すほうがいいしなあ、・・。
  今年は、きちんと記録するつもりです。



 1月4日(日) 初詣 もう何年になるでしょう、毎年初詣は奈良春日大社です。
         実は、去年いろいろあって高野山にしたもので、春日大社のお守りが2年ぶり。

         不景気でしょうか、今年が4日だったからかな、随分人が少なかったですね。
         年末から、12月27日(土)から1月4日(日)までの9日間お休みで、完全にだれてます。

         お決まりで、上本町から近鉄奈良線で。今年はどのコースでいこうかな。
         駅前の商店街を抜けて、あのお餅の早突きで有名なお餅屋さん、なら公園の池から
        階段を上がって、南円堂です。やっぱり道が変わると、景色が違う。今年は逆打ち!

           

        お祈りして、お餅(草もち)食べて、興福寺金堂・五重塔を抜けて、参道を春日大社に。
        ものすごく人がまばらなんです。こんなに少ないお参りもめずらしい。

        並ぶことなく春日大社の本殿に。古いお札を返して、新しい交通安全のお守り。
        確か、20歳代のときにここの宮司さんとお話したら、藤原鎌足から100代目だとか。
        宮司さんは、「藤原」なのですよ!すごい!

           

        裏から若草山に向かいます。お神酒(清酒と濁り酒。)小さな谷を渡って、若草山です。
        ここの旅館街もさびれて、みやげ物屋さんもひっそりしています。

        古梅園では、水差しを一ついただきました。やっぱりすごいお店(墨屋さん)ですよね。

      

        手向山を抜けて、三月堂。拝見料がかかるので、あまり人がいない。
        久しぶりに拝見しました。中は、ところ狭しと仏像が10数体も。
        どう見ても、よそのお堂の仏様を預かってるという感じです。
        

        不空羂索観音菩薩がメインで、日光・月光菩薩、帝釈天・梵天、四天王、金剛力士2体、
        お不動尊・地蔵尊。周りの仏を見れば「お薬師さん」ですよね。山門があれば、金剛力士
       は、外ですよね。塑像?で合掌の日光・月光さまも、別の帝釈天・梵天でもおかしくない。
       羯摩曼陀羅というより、寄せ集め風なのです。壮観なのですがね。

       さて、次に四月堂。ここは千手観音と普賢菩薩。普賢さんは正月しか見られません。
       白い一頭の象に乗っておられます。ここは、小さなお堂ですが、「どうぞお上がりください。」と
       お声がかかりますよ。

       次が、二月堂。奈良のお水取りで有名ですね。大松明がお堂から階段を走ります。
       ここのおみくじは、たいてい「凶」でしたので、絶対見ません。

          


       さあ、階段を下りて土塀の小道です。大仏殿に通じる道。途中から左にまがって、
       大湯殿、鐘楼、階段を下りたら、大仏殿です。ほんとうに今年は、お参りが少ない。

       向こうの入り口を通過して、正倉院のほうには行かないで、指図堂、戒壇院を見学に。
       指図堂は、誰もいない。「どうぞ中に」という看板で、靴を脱いで拝観です。
       なかに入ったら横の部屋に人がおられて、ガラッて。「拝観させてくださいね。」と。

         

       堂内の正面に墨染の衣に金剛草履を履いた法然上人が祀られています。左には愉快な阿弥陀三尊
       来迎像があります。前にせり出しているのですよ。厨子の扉絵とセットで、妙にリアルなんです。

       次が、「戒壇院」。は、754年(天平宝勝6年)鑑真和上が来朝し、4月我が国で初めて正しい戒律を
       聖武太上天皇や光明皇太后、娘の孝謙天皇らに大仏殿前で受戒した土壇(インド、中国、日本の土)を
       遷して戒壇堂を築き、伽藍を造営したのが起りで、ここから多くの僧が巣立った。堂内の多宝塔に多宝如来と
       釈迦如来が並び、廻りを南東角から右廻りに天平塑像高さ約1.6mの四天王(持国、増長、廣目、多聞)の
       国宝が取り巻いています。

        

       随分ゆっくり、しかも観光客など誰も来ない東大寺の広大な境内のお堂を見て回りました。私も初めてです。
       今度は、正倉院の北側の「空海寺」に行きたいなあ。まあいつでもいけますから。

       さて、そろそろお昼です。暖かいものでも食べて、帰ります。だって、道は空いていますから。



 1月25日(日) 高野山(お山)に上がります。

   ちょっと久しぶりです。年に数回は、やはり高野山にお参りしたいですよね。
   私の家が近いこともあって、1時間半くらいでいけます。そう、高野山といえば、当然奥の院のことです。
   金剛峰寺や大伽藍を指さないですね。きっと、大師信仰が根付いていますので、高野山といえば、お大師さんに
   会いに行くわけですから、眠っておられる奥の院なのでしょうね。なんの疑問も不思議も ないです。

   いつもより遅くに家を出ました。それは、数日前までの寒波で、お山は-6℃、積雪40cm。何本もの大木が
   折れたり倒れたりして、災害が起こっているということでした。

   9:30発の電車で。橋本駅からは単線です。好きなんです。この電車。だんだん、霜で真っ白に。石垣には、
   おおきなつららが。ケーブルでは、だんだん冬景色。バスに乗ると、凍結ですね。

     南院です。バスから。

   情報は知っていました。一の橋は通行止め。木が倒れて中の橋までいけません。

     こちらは、中の橋。

   体が冷えてきます。お寺の方の話を聞いていますと、今で-2℃くらいだろうということです。


    いま、奥の院燈篭堂が修復中です。2月一杯だそうで、
   3月の、お彼岸には間に合いそうです。普段とちがって、右から回って裏のご廟に向かいます。
   神社のように、納経所やお守りを、ま新しい白木の小屋で。

   この時期、お参りの方はほとんど無くて、観光の方と中高年のアマチュア写真家たちの集団です。
   残念なのは、この方々は信仰心がないのは許すとしても、左側通行とか祈りの人を大切にする
   気持ちが薄くて、もうわがままなジャイアンですよ。いささか、うんざりしましたが。

   さて、来るときはケーブルからバスで中の橋まで着ましたが、帰りは歩きたい。そこで、外の車道を
   歩きました。凍っています。

     

   もうひとつの目的地。みろく石「かさ国」さん。 

   もう定番です。あさ生菓子を火鉢のそばでいただきます。わたしの高野山は、ここも入っています。

   今夜は、息子夫婦が帰ってきます。「ごま豆腐」は、あまり食べないのですが、むすこが好きなので購入。
   来月の父の年命日(2月14日)のために、高野槙。これも定番。お仏壇とお墓にも。

   今度、仙台の大師教会にも高野槙を送りましょう。

   久しぶりのお参りでした。やっぱり高野山の空気が、私の生きる力に必要です。お大師さんの懐に
   抱かれていたいですよね。また来ます。今回は、どこも寄らずに帰ります。

   それでいいと思っています。贅沢でしょう?!いつでも来れるのですから。
   暖かい春になったら、教会で受戒・写経をさせていただこうと思います。

   



 平成21年2月11日(水)

   週の真ん中の祝日。ちょっと、気分的にもほっとして、どこかにおまいりに行きたいなあと。
   西国霊場も、ぼちぼちとね。もう半分ほど行ってますが。今年は、あまりお四国に出られないので、
   西国をすこしづつ。

   2番紀三井寺。久しぶりの晴天で、気温もぐっと上がって、快適なドライブでした。

   

   万葉の里。和歌の浦。歌枕ですね。砂洲は、天の橋立と並び称される風光明媚なところですね。

   その山側に、西国2番札所の紀三井寺があります。

    

   きつい傾斜の山肌に、お堂があります。信仰の厚い人々に支えられて、ずっと続くお寺です。

   昨年、新しく「十一面千手観音」さまがお越しです。金ぴかで、木造ではかなりでかいそうです。
   なんと、納骨堂にもなっていて、3階建てで、上にあがったら展望台となんとガラス張りで、
   中の仏様と同じ高さで、拝見できるのですよ。これは、はじめてです。

    この目線は、めったにないですね。

   おきまりのコースで、帰りは海南の黒潮市場で、まぐろの解体ショーで、とろのにぎりです!


 平成21年3月20-22日

   四国遍路 4周目 6回目  高知県須崎から、窪川 37番岩本寺。

   帰り道、徳島県 池田市 別格 箸蔵寺(2回目)


 平成21年4月17日

   西国14番園城寺(三井寺)と30番宝厳寺(竹生島)


 平成21年5月2.3.4.5.6日

   四国遍路 4周目 7回目 高知窪川から 38番金剛福寺、39番延光寺、40番観自在寺


 平成21年6月26日(土)

   西国22番総持寺

  いやあ、忙中閑有り!昨日、午後の出張から伊丹空港にお迎えの仕事までの合間に、
  南茨木下車、西国観音霊場22番総持寺にお参りしました。時刻は午後4時半。昼下がりの
  小さな親子や夕涼み?の老人など、三々五々のお参りに雑じって、ご本堂、大師堂と高ら
  かに心経をあげました。うだるような暑さで、きっと大阪は32度くらいでしたね。

    


   大師堂です。鍵が開いていました。そっと開けて、拝みました。
  愛染明王、波きりの不動さま。右は大日さま。天井には、ボタンでしょうか。


平成21年8月1-6日
  
  四国遍路 4周目8回目 41番から54番まで


平成21年8月27日
  最後の夏期休暇1日を使って、[滋賀県31長命寺、32観音正寺、13石山寺、12正法寺]におまいりです。
  あと10寺になった西国2順目。なんとか時間をとって、お参りにいきましょう。
 夏休みの特別休暇ののこり1日を、近江に向かいます。

 今回の目的地は、近江です。一番遠い長命寺。近江八幡です。
 名神竜王ICで下りて、琵琶湖畔に向かいます。
 如意輪観音さまにお参り。いい天気です。眼下には、琵琶湖です。

   

  
  さあ、あの石段の観音正寺に向かいます。意外と近いのですよ。

    千手観音様。西国の難所、観音正寺。
  
   ここもまた、眼下に琵琶湖が広がっています。
  近江八幡から、瀬田の唐橋で有名な石山に向かうのですが、せっかく近江にきたのですから、やっぱり近江牛。

    京滋バイパスで30分。石山寺です。とても立派なお寺ですよ。

    紫式部が、源氏物語を執筆した?SHIKIBUさんもいます。

   さらに、車で15分。正法寺。参拝者がだれもいない時間帯でした。セミだけです。

    西国は、お四国とちがって、どこか観光的です。お参りも
   車の中年カップルが多いです。輪袈裟やお念珠もない、ゆったりほんのりしたお参りですね。

   西国は、切なる願いというより、自然なお参りです。もう後少しです。2順目も、終わりが見えてきました。  30寺目 


10月16日(金)から18日(日)

 機会があって、仙台での仕事のあと、JR仙山線に乗りました。そのまま70分で、JR山形に到着です。駅レンタカーで
 山寺に向かいます。30分もすると、あの山寺です。念願のお寺に着きました。遅い昼食を「風雅の里」でいただきます。
 大きく開いた窓からは、正面の小山に山寺のお堂が見えます。



  山門から、いよいよ上ります。ちからこんにゃくも、もういいか。(実は、これから山形のすべての食事にこんにゃくが
 出てきます。)2000段ともいわれる階段を上ります。まあ、覚悟していたのと途中にお堂がいくつかありますから、お参り
 しながら進むと、あまり苦にはなりませんね。一番奥のお堂まで行くと、黄金色の阿弥陀さま。丈六の仏です。でも、
 本当は、このお寺のご本尊は、五重塔の形をした1mくらいの本尊大日如来です。天台大日様。山全体がご本尊なの
 ですね。ちょっとわかるような気がします。あとでいく出羽三山も重なるのですが、山そのものをご神体とする山岳信仰と
 習合しているのでしょうか。「五大堂」は、松島にもありますよね。絶景でした。たくさんの人々のお参りですが、どうも
 信仰というより、観光地です。私以外にはどなたも、念珠・輪袈裟すがたがありませんでした。もの珍しげにじろじろです。



  夕方、宿に向かいます。山形は、南は蔵王の温泉地帯。たくさんの温泉地がありますね。めずらしいあけびの皮の煮物
 をいただきました。

 17日(土)早朝から、車で西に向かいます。高速道路が終わるところからすぐに北に向かう道。そうです、湯殿山に
 お参りに。これも夢にまで見た聖地です。しばらく走りますと、でかい真っ赤な鳥居が見えます。そこが湯殿山の入り口。
 ここに車を置いて、歩くか専用のバスに乗ります。登りは、バスにしました。様子がわかりませんものね。紅葉の坂道を
 曲がりくねりながら、上っていきます。10分でしょうか、本当の入り口に到着。ここからは、語ってはいけないのです。
 あるいてご神体まで向かいます。裸足になって、からだの毒をお払いしてもらって、お参りしました。すごい!!

 

 予想より狭い場所でしたが、十分お参りの満足を得ました。きっと一生で、一度です。語ることも、ましてや写真もだめ
 ですから、記憶に残すしかありません。帰りは、下り坂ですから、バスに乗らないで歩きました。晴天、もみじの山形、
 湯殿山です。



  さて、長距離ドライブです。国道に戻って、なんと鶴岡から出羽山道。出羽三山合祀社に向かいます。100kmはあります。
 すでにお昼ですよね。やってきました、羽黒山。山門から、1の坂、2の坂、3の坂。上るのに1時間?ひざががくがく。
 そうですよね、昨日山寺で、今日ここですものね。はは、五重塔はは写真で有名ですよね。深遠の森に入ったところで
 いつもとは違った霊気を感じて、念珠・輪袈裟をつけました。あなどってはいけません。出羽三山の神は、たしかに
 おられます。



 2の坂の茶屋では、山形のだだちゃ豆のお餅をいただきました。ここは、信仰が生きています。
出会う人みなあいさつします。合祀社につきましたら、なんと結婚式ですよ。すごいお堂でした。
大き目のお札をいただきました。



  さてさて、今夜は天童温泉です。120km以上あります。夕方に間に合うのでしょうか。山形到着が16:30.
 東北本線は1時間もない。車を返して、バスで真っ暗になって、到着しました。いいお風呂でしたよ。
  18日(日)山形空港からの飛行機が、一日に2便で、すでに満席ですので、仙台に戻ります。仙台空港から。
 便利なもので、天童8時過ぎの電車に乗って、仙山線で仙台から空港アクセス線で、10時過ぎには、仙台空港です。
 有名?なズンダシェークをいただき、昼過ぎに帰阪しました。日本は狭いですが、やっぱり東北は、遠いですね。
           
                                                                31寺目


平成21年11月20-22日
  
  四国遍路 4周目9回目 55番から71番まで

                                                                48寺目


{20番吉峯寺、21番穴太寺、25番清水寺、26番一乗寺}

 いよいよあと数ヶ寺になった西国2巡目。ちょっとお休みをもらって、お参りにいきましょう。
 
 今回の目的地は、兵庫です。それも岡山に近いかも。山陽道を社(やしろ)に向かいます。

 26番一乗寺。冬の山間、この冬一番の冷え込み?!凛と張り詰めた空気の中を、正面には
 なんと、すごい階段が待っています。

      

 あさですから、一気に上ります。国宝の三重塔。さらに階段を上がると、ひっそりと金堂があります。
 だれもお参りはいません。ご本尊のお厨子のまえで、心経一巻。

 山の上になるのでしょうか、三重塔が下に見えるのです。

    

 まだ、10時。さて、これから国道を通って、東条湖の向こう、21番清水寺です。
 今度は、なんと曲がりくねったドライブウェイ。やまの上には、城址のような石垣に真新しい
 山門。仁王さまも新しい。(いつかの火災で、ほぼみんな新しくなったとか。)

 やや下がったところに、観音堂。お前立ち。横の階段を上がると、根本中堂。天台宗のお寺。
 結構すごい伽藍です。

      

 さてさて、もうすぐ11時ですね。せっかく兵庫の奥まできたのですから、今回は三田肉ですよね。
 「三田屋」本店『やすらぎの里』(能舞台)が、近くですよね。はは、小一時間かかります。

 行きましょう。お昼のコースは、廉価です。自家製ハムの前菜、ステーキは100g程度です。
 窓際の遠くが見える席でした。いやあ、たくさんのお客さんですよ。さすが本店です。

   

 能舞台に、サンタさんはやっぱりへんでしょう?!帰りに、もうコロッケは無理!

 さて、お腹もいっぱいですから、頑張って今度は京都亀岡に向かいましょう。
 ナビは、地道を箕面の山越えを示しています。でも、やっぱり中国道から名神、京都縦貫道路
 でしょう。遠回りでも、高速道路が安心ですよね。

 もたもたしながら、2時間かかります。21番穴太寺につくころには、もうへとへとです。
 ひっそりした境内。帰りに小学生の女の子2人。こんにちはってあいさつしてくれました。
 お寺の子どもかな?でも、あいさつって大事ですよね。
 
     

  

 そそくさと、京都縦貫道路に戻って、長岡京に戻りましょう。本日最後の20番吉峯寺です。
 ここは、立派な駐車場のあるお寺なんですよ。なにやらポツポツ降ってきました。ミゾレ?!
 この冬一番の寒さです。

     

 なんとか、本日の予定していたお参りも済ませました。なんと400km走りました。
 あと、番外の元慶寺(山科)と15番観音寺(今熊野)、そして33番華厳寺(岐阜)です。
 

                                                            52寺目



■平成17年参拝記録162寺 ■18年参拝記録65寺 ■19年参拝記録 84寺 ■21年参拝記録